7 FEif プレイ日記 その7

ファイアーエムブレムif 暗夜 プレイ日記

その7

18章 白黒の王子〜20章 風の村の覇者


18章 白黒の王子


【今日のマイキャッスル】
外伝を二つほど、そしてさりげにキャッスル防衛戦をはしごして、ずいぶんと経験値や支援会話をかき集めてきました。
シナリオがないとあんまり味気ないので記録していませんが、キャッスル防衛戦もなかなかの鬼門でした。マークス兄さんありがとう!

個人的に、なんとなーくピンク髪のドジっ子の力持ちと闇系魔法使いには思い入れがあるので、フェリシアさんはレオンさんと一緒に行動させています。

それと、マークス兄さんとシャーロッテちゃんが最近支援をあげているのですが、いかんせん兄さんが堅物すぎて『NO DAMAGE!』って感じです。

もうひとつふたつS支援ができたら外伝が連続してラクだな〜、とか思ってたけど、さすがにそこまではいきませんでしたね!

身内枠ってことでちょいちょいマイルームに呼び出していたので、カムイとサイラスさんが支援Bになりました。
サイラスさんは、カムイがかつて行きたいと言っていた場所を、カムイが覚えていないところまで紙に、詳細に、詳細に、詳細に書き出したリストを持ってきます。
ひいいいい!おっかないこの人おおお!
今までにこんなにおっかないソシアルナイトっていたか!?

サイラス「ははっ、昔から記憶力はいい方なんだ」
カムイ「なんかすみません。私、「虫が見たい」なんて言ってたんですか?」
サイラス「言ってたな」
カムイ「こんなに良くしてくれているのに、どうして私は小さいころのことを覚えていないんでしょうか」
サイラス「それならお前の臣下にそのことを聞いてみないか?
カムイ「えっ。でも…私がサイラスさんを覚えていなかったのには、何か理由があるんじゃ…」
サイラス「大丈夫だ。どんな理由があっても今の俺がお前の親友をやめることはないさ

なんだよこの、思わせぶりなヒキは!!!なにがあったっていうんだよ!!!
怖いよー!

ゼロさんの「続きは次回」系支援C商法も大概だけど(カミラ姉さん、アクアさんの支援C)、サイラスさんは余計に怖い。

まあ、FEifが唐突なのは本編でもよくあることなので、きっと大した理由はない……ならないでこれだけしてくれる親友が怖いよ!

お城をうろちょろしていたら、ブノワさんが鉱石をくれました。
魔法系ユニットが好きなのでぜんっぜん育てているわけではないんだけど、何気なく前に出て盾になってもらってると勝手に育っててものすごい硬さになっています。

さてさて、なぜかお金持ちの警護をしたり、息子さんにコーヒー豆を届けたりと寄り道ばっかりしてしまっていましたが、ガロン王に怒られてもアレですし、いい加減本編に戻りましょう。

カムイ「なんだか、きれいな場所につきましたね」
アクア「イズモ公国は中立国よ」
カムイ「中立国のアミュージアでいろいろあった気がしましたが、中立国なら安全ですね。少し寄っていって休んでいくのも悪くないかもしれませんね」
アクア「…そうね。それに情報も必要だわ」

そうしてイズモ公国にやってきたカムイ一行を、かっこいいお兄さんが迎えてくれます。

イザナ「はじめまして〜! よぉ〜く来てくれちゃったねぇ〜! 歓迎するよ〜!」
カムイ「あ、ありがとうございます…。あの、あなたは…?」
イザナ「僕は公王イザナ! あはは! すっかり申し遅れちゃって悪かったね〜!」
カムイ「ええっ!?あ、あなたが公王!?」
レオン「軽い、とんでもなく軽い…」
カミラ「よく国民の支持が得られたわね…」
マークス「恐ろしい国だ…」
エリーゼ「すごーい! なんだか仲良くなれそう! イザナさん、よろしくお願いしまーす!」
イザナ「あはは、こちらこそよろしく、エリーゼ様〜!」
エリーゼ「あたし、名前言ったっけ?」
イザナ「あっ…いやいや、王族の名前ぐらい、知ってるに決まってるよ〜!」

なんだよ、こいつも忍者なのか(※1)?
ほのかに香る怪しさをごまかすように、イザナ公王は話を続けます。

イザナ「実は今、キミたちの他にもすっごい大物ゲストが来ちゃってるからさ〜!じゃ〜ん!白夜王国のみなさんでーす!

!?

サクラ「カムイ姉様…!?」
ヒノカ「なに!? カムイ!? なぜ、ここに?」
タクミ「……」
リョウマ「カムイ…」

どうしたんだ。私は間違って暗夜OVAでも買ってしまったのか。

マークス「下がれ、カムイ。こいつらは危険だ!」
リョウマ「なんだと…!?卑劣な暗夜王国の手の者が戯言を」

ああ、マークス兄さんとリョウマ兄さんがじゃれあっている……。
面白すぎて、理解が追いつかない。

これ、これは、これは……この面白さは……アニメオリジナル回でも見ているようなぶっ飛びっぷりっていうか……。
いやいやいや、さすがにこれはまずくない?

封印の剣で例えるならロイ一行がゼフィール一行と温泉宿で鉢合わせるようなもんじゃない!?
まあ、今回はこっち側(暗夜)がゼフィールさん側な気がするけど!!!
どうすればいいの!?「マードック、ちいっす」とか言えばいいの?
気まずいにもほどがあるぞ!

そりゃあちょっと、仲良くケンカしてるところとか見たかったけど、公式でこれをやると同人で何をすればいいというのだ!

マークス「国の侮辱は、私が許さんぞ」
リョウマ「侮辱などしていない。真実を述べたまでだ」
イザナ「わわっ! ダメダメダメダメ!!!!スト〜〜〜〜〜〜ップ!!!!!我がイズモ公国内では、条約により戦闘行為が禁止されています!」

一触即発の空気が漂いましたが、イザナの公王ストップにより、仕方ないなと納得する兄さんたち。
さりげなく「この武器はキミたちが国を出るまで大切に預かっておく」と取られてしまいます。
宴の準備ができるまでくつろいでくれとか言われたけど、これ、日本昔話によくあるやつじゃないか。
いや、そんなことより目の前の光景が面白すぎる。

マークス「まさか白夜の者たちとここで出会ってしまうとはな」
カムイ「すみません」
マークス「いや、謝る必要はない。…仲間思いのお前のことだ。おおかた、私たちを休ませようとしてこの国への訪問を決めたのだろう?その気持ちを責めることは誰にもできない」
カムイ「えーっと、はい」
リョウマ「カムイ」
カムイ「!! リョウマ兄さん」
マークス「なに!? …いったい、何用だ」
リョウマ「少し、妹の顔が見たくてな」
マークス「そう言って白夜王国に連れ帰るつもりか?」
リョウマ「先ほどはつい頭に血が上ってしまったが、この国の条約を侵すつもりはない」
マークス「ああ、…私とて同じだ。国の信用にかかわる真似は出来んからな」

きゃいきゃい交流を温めていたら、突如として暗夜兵が現れ、リョウマ王子を捕らえます。
やっぱりな。中立国ってロクなもんじゃないよ!

カムイ「え、…暗夜兵?」
マークス「なぜここに、暗夜兵が?」
イザナ「さあさあ兵士たち、リョウマ王子を捕らえちゃってくださーいっ!」
マークス「どういうつもりだ、イザナ公王」

そして、イザナ公王はその正体を現します。

ゾーラ「ひょーっほほほほ!お久しぶりでございますね!」

……。
…………。
えーっと、すっごく知らない人だ!

マークス「お前は、…ゾーラ!」

何も知らないカムイに代わって、マークス兄さんが反応してくれます。
うーん、すごく知らない人だ!
これは、えーっと…、アニメ版FEif暗夜王国のオリジナルキャラかな?

ゾーラ「ふぅ…やーっと正体を現せましたよ〜…。白夜の王族たちの手前、イザナのフリを続けるしかなくて苦労しました」
マークス「本物のイザナ公王はどうした?」
ゾーラ「とっくの昔に牢屋の中にぶち込んでまーす。リョウマ王子やほかの白夜王族のみなさまと仲良くやってるんじゃないですか? ま、処刑までの短い間ですけどねえ?」
マークス「処刑だと?」
ゾーラ「ガロン様にも内緒で、わが軍内で策を立てていたのですよ。白夜の王族が国賓としてイズモ公国に招かれたという情報が入ったので、幻影魔法で公王になりすまし、だまし討ちをしようと。いやー、良かった良かった。これで戦争は一気にカタがつきますね!そして私はマクベスやガンズを出し抜き、一気に出世の道を歩むのです…!」

作戦をまくしたてるゾーラさん。
えーっと、はじめまして。
しかし、さて、意外と正義漢なマークス兄さんの判定は……?

マークス「気に食わん。解放だ」

というわけで、中立国で、なぜか敵対国の王族を助けるために、自分の国の変な奴と戦いに行きます。

この章ではターン制限のうちにボスユニットを叩きのめすのが目標です。
上方にゾーラさん、下方に防陣を組んだジェネラル2体。

おお、ゾーラさんも魔法使いかあ。

上の方の階段からやってくる増援が厄介で、何度もライナロックでぶん殴られました。範囲に入らないようにしつつ全員で待機。増援から現れてから1ターンで一気に方を付けます。

カムイ「ガロン王に内緒なら、ここでアレしても証拠が残らないわけですよね……」
ゾーラ「!? そ、そんな…なぜあなた方が私に攻撃を!? 私は暗夜王国のためを思って闘っただけですよ!?(※2)」

上方にカムイでゾーラさんと相対。フィンブルを持たせて必殺狙いです。
どうでもいいけどフィンブルって、響きがほんと……大失敗しそうで苦手なんですよね。
相手もリザイアを持っているのでこちらからは仕掛けずに相手からやってくるのを待ちます。

下方の牢屋を守るアーマーナイト2体に、カミラ姉さんで庇いつつオーディンさんをぶつけます。オーディンさんなら攻撃に1発は耐えられるので、必殺を出さなければトントンってところで、必殺待ちです。
スキルを持っていて必殺率が30パーセントくらいあるのですが、1ターンで必殺を出してくれました。いやあ、出るときは出るものだ。
オーディンさんの必殺の確率頼みだったので、なんとも言えませんが、余裕は3ターンくらい。宝箱はなんとかすべて回収。敵は、ちらほらあましてしまいましたが!

カムイ「さあ、終わりです。ゾーラさん。白夜の王族とイザナ公王を解放してください」
ゾーラ「な、なぜです…私はあなた方の敵を捕らえたのですよ!?」
レオン「卑劣な愚か者め。そのやり方が気に入らないんだよ。恥さらしだ、お前は。お前のような奴が我が暗夜王国軍だと思うと吐き気がする。このまま生き恥をさらすより死んだほうがましなんじゃない?」

レオンさん、カムイにも結構温度が低めな対応だなあと思ってたら、嫌いな人には容赦がなかったので、なんか、相対的に好かれている気がしてきた。
いや、カミラ姉さんとエリーゼさん、ジョーカーさんやサイラスさんと比べているから塩対応に見えるのであって、レオンさんの温度が低いわけじゃないか。

ゾーラ「ひっ!?わわわ、私が間違っておりました! ですから命だけは、どうか…どうか!!!」
レオン「諦めなよ。僕はお前のような奴に、慈悲なんてかけない…塵になるがいい!」
ゾーラ「ぎゃあああああああああ!!!」
カムイ「レオンさん…?なにも、殺すことは…」

あっ、ほんとに殺してた!?
てっきりいつもの手加減したパターンだったと思ってたんだけど、いいのか!?
いまようやくゾーラさんのキャラを把握したところだったんだけどな!いいの!?

まあ、アニメオリジナルキャラクターとか映画オリジナルキャラクターの黒の組織の人間の寿命なんてそんなもんです。生きているとストーリーとの整合性の問題で本編に支障がある敵キャラは生かしておくわけにはいきません。

レオン「こいつを生かしておいたら、どんなことが巻き起こるか分からないよ」
カムイ「そ、それはそうですが…」
レオン「敵は敵、その場で倒しておくべきなんだ。でないと、仲間になったからといってもいつ裏切るかわからない。そうだろ?ゾーラを生かしておけば、父上やマクベスに余計なことを喋られるしね。死人に口なし、だよ。……ふふっ」
カムイ「…………。そうですね。レオンさんの言う通りです」
レオン「分かってくれてうれしいよ」
カムイ「もしこれが白夜編だったら、どんな恐ろしかったでしょうね」
レオン「どうせなら透魔にしようよ、姉さん」

……などと直接やりとりしているわけではさすがにないですが、なんとなく、今作のタイトルでテーマである「もしかしたら」という主題を語る場面が増えてきましたね。

イザナ「いやいや〜!助けてくれちゃってありがとね! ほんっっっと、命拾いしたよ〜!さ、お礼にどんどんごちそう食べちゃってね〜!」

本物もとても軽いイザナ公王であった。

イザナ公王のおもてなしの心で、一緒に食事をとる白夜の王族と暗夜の王族。

カムイ「無事でよかったです。リョウマ兄さん」
タクミ「おい、裏切り者が気安くリョウマ兄さんに話しかけるな」
レオン「話しかけるのに許可が必要なんて、せっかく助けてやったのに、随分な態度だね」
タクミ「はあ? 助けてもらって当然だろ」
カミラ「あら…白夜王国の方はなかなか恩知らずなのね」
ヒノカ「お前んとこのゾーラだろう。謝罪の言葉がほしいくらいだ」
カミラ「まあ、怖い顔」
リョウマ「俺たちがもし逆の立場でも、きっと同じことをしただろう。だから、礼は言わん」
マークス「ああ。こちらも感謝されたくてしたわけではない」
カムイ「例え敵同士だとしても、こうしてみんなで食事ができるなんて、夢のようです。ここを出たら、私たちはまた……」
サクラ「あ、あのっ!カムイ姉様っ! 久しぶりにお会いできて、嬉しいな、って思って……。お元気そうで、何よりです…」
カムイ「サクラさん…サクラさんもお元気そうで安心しました」
サクラ「カムイ姉様…!」
エリーゼ「むっ、あなた、あたしのおねえちゃんのこと姉さんって呼ばないでよ!」
サクラ「ご、ごめんなさいっ!」

微笑ましくも、食卓を囲む10人家族。

カムイ「例えひと時の間でも、こうしてみんなが揃ったことに感謝しましょう。これから殺しあう相手に対してこんなことを思うなんておかしいですね。でも、今だけはいいですよね…」

もういっそさー。イズモ公国に亡命してみんなで永住しない?

18章はいろんな意味での見どころを凝縮したような章でしたね。
ああ、私に透魔をプレイしろというのか……。

【今日のきょうだい】
きょうだい喧嘩。兄さんたちは似ているなどと言って火に油を注ぐカムイ。

マークス「なっ…!? 戯言を言うな、カムイ。このようなものに、私が似ているわけがない」
リョウマ「ああ、そうだぞ。顔だって俺の方がいくらか整っている

まさかリョウマ兄さんが容姿を誇るとは思わなかったぜ!!!
言われてみればたしかに、なんていうか、マークス兄さんの方が精悍っていうか、タッチが違うかもしれない。

私はマークス兄さんの方が美丈夫って感じで好きですね!
というか、リョウマ兄さんは鎧の印象が強すぎて「武将だなあ」って感じで認識してしまって、かっこいいかどうかってあんまり考えたことがなかったですね。言われてみればかっこいいかもしれない。

※1:スズカゼ忍者がカムイの名前を知って驚いたり、元忍者関係のアシュラさんがアクアさんの名前を知って驚いたり、忍者はとりあえず王女の名前を聞くとビクっとなる。
※2:暗夜王国のためを思って闘った…白夜王族はだましうちでとらえていたので、第一王子と戦った。報告、連絡、相談は大事ですね!

19章 妖狐の山


【今日のマイキャッスル】
スズカゼ「魔符には人の感情はないようです…見た目は写せても、心は写せないのでしょう」

新しくできた魔符屋のお店番はスズカゼ忍者。
なかなかしんみりしたことをおっしゃる。

お買い物はしませんが、魔符屋に並ぶ、アイン、ツヴァイ、ドライになんとなくトラキア776のラストを思い出します。

今日のくじ引き担当はルッツくん。
父親に似ず強運の彼が店番をやってるってことは、なんだか良い予感がします。

ルッツ「あ、これは当たりだね!これより悪いのって、あるのかな?」

むしろ外した時に無邪気に何を言われるのかが怖かった。

オーディンさんとレオンさんが支援Aになりました。
オーディンさんが部下になったころのレオンさんは、見ず知らずの兵を臣下にしろって言われたのがうっとおしくて「暗夜の闇を閉じ込めたような黒曜石を探せ」「天蓋の森で死霊と戦って来い」だとか無茶ぶりしていたそうです。
そうやって無理難題を押し付けるから変な部下だけが厳選されて残るじゃないか!

さりげに「慈悲の心に目覚めたんですか!?」とかいうオーディンさんがひどい。

オーディンさんは、ことが済んだらご実家(覚醒)に帰るようですが、それでもレオンさんの臣下でいることを約束したのでした。

ついでに、オーディンさんとアクアさんとも支援C。アクアさんはオーディンさんを見ているとなんとなく和むらしい。
わっかるー!
愛の告白かとうろたえると、ものすごい速さで否定していました。こっちの支援Sも見てみたいなあ。
なんとなくほかの人と結婚させるのも寂しいけど!

前回、リョウマ兄さんとブッキングして、情報を探るどころか無様にこっちの動向が割れたので兵士をたくさん配備されてしまいました。
なんだかほのぼのして忘れていましたが、至極当然の成り行きですね。

カムイ「これでは王都まではたどり着けませんね…仕方ありません。戻ってレベル上げしてきましょう」
アクア「ここからでも行ける道がないわけではないわ」

アクアさんは、街道の西側、妖狐の山のルートを進むことを提案します。
『妖狐』が住むその山は白夜兵たちですら足を踏み入れない場所だそうですが、それだけに、そこならば白夜兵もいないということです。あ、これ、伝奇ものだったら伝承に触れて死んでたな。

時間が経てば、これ以上に白夜の守りが強固になっていくことは必至。カムイ一行は、その山を通ることを決意するのでした。

エリーゼ「おねえちゃん…」
カムイ「大丈夫ですよ、エリーゼ。怖かったら、私の後ろにいてください」
エリーゼ「えっと、違うの…あれ、見て」

そこへ、噂の妖狐が現れます。

ニシキ「はじめまして! 旅人さん、こんにちはー」

あ、なんかこんなノリの人、一章前にも見た気がする!

ニシキ「うーん。ここに来るヒトは久しぶりに見るなぁ。今回は、暗夜王国のヒトかー。ボクはニシキ。この里の長をやっているんだ」

迷子になって親切にしてもらったりと、暗夜王国のヒトには何度も世話になっているというニシキさん。
なんだ、うちのフランネルさん(占有物離脱横領中)と同じノリの子っぽいぞ!

カムイ「なんだか、思っていたより友好的ですね。話せばわかってもらえるんじゃないですか?」
アクア「…いいえ。どうやらそれは、期待できそうにないわ」

なにやら好感触……と思われましたが、みっちりの妖狐が周りを取り囲んでいます。

ニシキ「えへへ。会えてとっても嬉しいんだけど…残念だなあ。この場所に来てしまったからには、みんな…死んでもらうしかないよ
カムイ「なんですって…!?で、でもさっき…人間は好きだって…」
ニシキ「うん。ボク、外の世界で出会う人はみーんな優しくて、だいすきだよ。でも、向こうから里に来る人は、毛皮を獲られて殺されるってそう言い伝えられてきてるんだ」
カムイ「ち、違います!通行料なら払いますから!」
ニシキ「うーん、信じてあげたいけど…ボクは、みんなのことを守らないといけないんだ。もしあの世で会うことがあったら、その時は、仲良くしようね。それじゃあ…ばいばい

こらあー!
そういうのは暗夜の担当だろ!!!こっち側だろ!!!

というわけで、ニシキさん率いる妖狐たちと戦闘になります。

魔法使いの戦略といったら、だいたい敵をおびき寄せて攻撃が来る前に遠距離で攻撃、撃破の繰り返しなんですが、幻術によって攻撃できないターンが発生したり、基本命中率が60〜70%だったりと、なかなか厳しいマップでした。
たいていの相手は一回の攻撃じゃ倒せない上に、すり抜けを持っている敵も非常につらい。

左から反時計回りに進軍、増援が来なくなるところで休憩をはさみつつちょっとずつ撃破していきます。

詰んでいるというほどでもなく、攻略できないこともないんですが、フルのレギュラーメンバーで挑んでも、攻撃がぜんっぜん当たらないので安定しません。

占い師は、占い師はいないのかー!(※1)

左下の妖狐と右上の妖狐を倒すと、大体1手2手3手と余裕が出てきて安定してきます。
ブノワさんやマークス兄さんに頼りながら、後衛でちまちまとHPを削るカムイ一行。

幸いなことに、相手にしたのがブノワさんだったので死にませんでしたが、ニシキさんの必殺のボイス、「あっはははははは!」がものすごく胸にじんときました。
変身中のボイスはぐわんぐわんと特殊効果がかかるだけに、高笑いが、ほんとに、きれい……。
だから、そういうのはこっちの担当だろう!

妖狐集団をなぎ倒し、白夜王国の言い伝えをまた一つ消滅させたカムイ一行。

カムイ「……」
アクア「…カムイ?」
カムイ「倒すしか、ありませんでした…」
アクア「仕方ないわ。彼らは本気だった。ここを通らなければ妖狐たちは死なずに済んだかもしれないけど、そうすれば戦争が長引いて、また違う誰かの血が流れていたわ」

あ、妖狐も死亡判定入ったのか……。
なんだか、そんなに悪くない人たちを倒すと心が痛むなあ。

アクア「いい? この世界には…みんなが助かるような、都合のいい道なんて存在しないわ。どれを選んでも、何を守ろうとしても、どこかで犠牲は出てしまう。もし違いがあるとしたら…その犠牲が私たちの目の前の人か、そうじゃないかの違いだけ。…だから、割り切るほかないの。とても、とても悲しいことだけれど」
カムイ「……」
アクア「ねえ、あなたのその刀、白夜王国では救いをもたらす刀と呼ばれていたの。その刀に選ばれたあなたが選んだ道なんだもの…どんなに辛くても、悲しくても、きっと間違ってなんかいないわ」

しんみりしつつ、修羅の道を進みます。

【今日のすごくどうでもいい話】
魔符屋を建てたら、ふと、「PSO(Episode1〜3)のあの謎のマフってカードは、ひょっとして漢字で書くと”魔符”だったのでは?」と思い至りました。
10年越しくらいの衝撃。
そりゃなんでカードがマフなんだ?と思ってたりしたけど、衝撃的な出来事でした。

※1:占い師…人狼で狐を占うと溶ける。背徳者も一緒に溶ける(トラウマ)。


20章 風の村の覇者


【今日のマイキャッスル】
20章、風の村の覇者。
この章、いままでの章に比べて勝てなくて。ぜんっぜん勝てなくて。びっくりするほど勝てなくて、それも複雑な地形のせいで、やればやるほど方法が安定してくるタイプでもなかったので、マイキャッスルに入り浸って現実逃避です。

死ぬたびにムービーの『黒き歌姫』を眺めて「あんなことがあったな〜」と思い出に浸るカムイ。
思い出に浸るついでに温泉のレベルアップ。
マイキャッスル防衛戦にはあんまり興味がなくってスルーしていたんですが、アクセサリー屋さんができました。
自分と、ついでに仲の良い仲間の石像が壊されるのが、ほんとにテンションの下がる偶像崇拝です。はぁあ。

そうしているうちに、ちょうどオーディンさんの誕生日(7月15日)が来たので、花の髪飾りを差し上げたら戦闘中でもずっと外れなくて、あわわ!

ビジュアル、本編でも反映されるのかよおおお!
お誕生日プレゼントなだけに、取り上げ辛いよ!なんかほかのマシなのあればよかったのに!

我が暗夜国では肉しか取れないので、ほかのものとなるとノスフェラトゥのマスクくらいしかないんですよねー……。

本格的に、あまり起用しないユニットで支援を上げるのもつらくなってきました。
でも、もうすぐS支援が……!S支援さえとれれば、あとはお留守番してくれていい子もいるのになあ!

カムイとアクアさんが支援A。
暗夜ルートで、「一緒に地獄に堕ちよう」とほの暗い誓いを立てあいました。
なんだかアクアさんとの支援会話は、モブ白夜兵が立ち絵付きで出てきて、えーっと。なんていうかなあ。良い意味でも悪い意味でもなく、なんとなく夢小説みたい。

エリーゼ「風の部族の人たちに通っていいかって聞いたけど、ダメだったよ〜」
カムイ「うーん、そうですか…」
カミラ「困ったわねえ。今の私たちが進める道は、中立の立場であるこの風の部族の村以外にはないのだけれど」

ついさっき全然中立じゃない山を荒らしまわったわりに良識的ですね!

風の部族の村は外来種(ノスフェラトゥ)のせいで被害を受けたことがあるので、あんまり良い印象をもっていないんじゃないかというお話です。
説得に回るというカムイ。
相変わらずカムイの説得にはちょっと不安が残りますが、マクベスさんをごまかした実績があるので、20章くらいとなるとそろそろ大丈夫かもしれません。

フウガ「ほう…なかなか志の高いもののようだな、異邦人よ」

そこへやってきたフウガ族長。
どうやら、お話を聞いてくれるそうです。

フウガキャッスルである烈風城に招かれ、事情を説明するカムイ。
ここでも輸送隊に預けっぱなしの夜刀神が通行券の役割を果たしてくれます。いやー、つくづく便利な身分証明書だ。

どうやらフウガ族長は、かつての白夜王、スメラギの親友であったようです。それなら敵に回るのかといぶかしむカムイでしたが、そうではないと言うフウガ族長。
どうやら彼の関心は、カムイの持つ「夜刀神」にあるようです。
カムイが、「夜刀神」を操るに足る者か見極めさせてもらうというフウガ族長。ついでにさりげに「もしその刀を持つ資格がないならそれは自分が貰い受ける!」とか言ってる。
欲しいだけじゃないだろうな!

今忙しいから帰ってきた後にしてくれと言いたいところですが、フウガ族長に勝たないとここを通してもらえないらしいので、仕方なくバトルに入ります。

レオン「大丈夫だよ、カムイ姉さん。いつも通り、力を見せればいいんだ」
マークス「心配するな。私たちも力を貸す。今のお前なら、きっとできるはずだ」
フウガ「ほう…ブリュンヒルデとジークフリートを持つ者か」

フウガ族長、ブリュンヒルデとジークフリートも狙ってない?

フウガ族長は、手練れの者を呼ぶと言って、ツクヨミというちんまい少年を呼び出します。

カムイ「…子供?」
ツクヨミ「子供ではない。私はツクヨミだ」
カムイ「なんだかすごい威圧感ですね。子供なのに」
ツクヨミ「なにーっ!? だから、私は子供ではない。フウガ様〜…!」
フウガ「準備ができたら、いつでも来るがいい

なんだかこの物言いがRPGっぽくって気に入ったので、マイキャッスルに帰ってもっかい温泉に浸かってきました。 モズメさんとエリーゼさんとピエリさんがいたよ!
温泉はたまに男湯にもなってるんですが、男の裸を見てもあんまりなあー!
あ、オーディンさんは、なぜかいつもウィンクしていて、彼のキャラクターがよくわかりません。

のんびりついでにマイルームに寄って髪形もサイドアップに変更です。ドット絵やグラフィックも変わってびっくりした!

そしてこのマップ、上にもちらっと書きましたが、ほんっとに鬼門でした。
毎回吹いてくる風にユニットを吹き散らされながら進んだり戻ったりするのですが、この風がほんとに厄介です。魔術師系が多いから特にそうなのかもしれませんが、ユニットが孤立したらすなわち死が待っています。
さらに、孤立しないように風を避けると、倒しきれるはずの敵キャラがどうしても倒せず、そのせいでダメージを食らうなんてこともあったりして、ほんとうに難しい!
リザイアで無双をしようにも、飛んでくるペガサスナイトでは収支が間に合わず、あっさりとやられてしまいます。

しばらくやっているうちに飛ばされる方向には見当がついてきましたが(だから初期で5マスって書いてあるんじゃないか)それでも運ゲーというか、地形の利をひしひしと感じるようなマップでした……。

『竜脈』では風を一手先に利用したうえで、相手ユニットも吹き飛ばせるんですが、敵の攻撃範囲やらの計算が狂うのがギャンブルで、はあー。もう!もう!
魔法を封じられる杖といい、いつも以上に苦労させられるマップです。

左の中央で、vsツクヨミさん。

ツクヨミ「ほう…?お前が神刀を持つ者だったのか。夜刀神に選ばれたと聞いてどんな強者かと思っていたが、想像していたより冴えない風貌だな」

うぐっ…。キャラメイクがあるゲームで容姿についてネガティブな言及をするなんて、こいつ、できる…!

カムイ「た、確かにそうかもしれないですけれど、でもそっちこそ、手練れの者だっていうから屈強な戦士を想像したのに…出てきたのはこんな子供で拍子抜けです」
ツクヨミ「なにーっ!?先程から何度も子供だと言いおって!あまり私を見くびるでないぞ!」

とかなんとかやって倒したのは良かったんですが、最終的に、あきらめてユニットを右に寄せて全員で進撃。右はやたら上方へ向けての風が吹くので、一気に族長との間合いを詰めて攻撃。
いつでも拠点を制圧できるようにしておいて、宝箱の回収に臨むカムイ一行。
どうしても耐えきれる予感がしなかったので、左のユニットと宝箱をほぼ放置してクリアです。ちょっともったいないけど、リセットに飽きてしまったというか、とっとと進んでマイルームに帰りたい。

一度はリセットの前に倒せた回もあったのですが、今回の進軍ではツクヨミさんは倒せませんでした。

フウガ「見事であった、カムイ…そして、ともに闘う者たちよ。お前たちには、確かに夜刀神にふさわしい資格があるようだ」
カムイ「……良かった…。…良かったあ…!」

あまりのリセット回数の多さにへたり込むカムイ。フウガさんも、ついでに今回は全然エンカウントしてなかったツクヨミさんもカムイの実力を認めてくれます。

ツクヨミ「よいか? 次は負けたりせぬぞ? あれ。いや。今回も負けたりしてないような……」
カムイ「気のせいですよ」

全てが終わったら、また手合わせしに来ると良いというツクヨミさん。
仲間にはなってくれないのかー!外の世界に憧れちゃったりはしないのかー!

前回は妖狐の山をまるごと滅ぼしたカムイでしたが、今回はほのぼの友情回でしたね。リセット回数がたいへんなことになってしまいましたが、それはさておき。

もしもこれがRPGだったら、また会いに来れるんですけどねー。
これからは白夜王国領内。
後ろ髪を引かれる思いをしながら、進軍。
次回は外伝ラッシュです。

【今日のきょうだい】
エリーゼ「カミラおねえちゃんの色仕掛けにもなびかないなんて、きっと暗夜王国のことが相当嫌いなのよ」
カミラ「うふふ、エリーゼったら。私は色仕掛けなんてしていないわよ?」

風の部族の里を通るときのカミラ姉さん。
くっ……。うらやましい。