7 幻想水滸伝 プレイ日記 その2

幻想水滸伝 プレイ日記

その2

アジト壊滅〜ドワーフの大金庫

アジト壊滅


(前回までのあらすじ)解放軍のアジトが悲しいことになっています。

うわあ、どうしよう。
ボスもいなかったし、会話イベントが中心だったので、峠の宿屋に泊まったり、セーブしてたりしないんだよなあ。
具体的には、主人公がずっと床に寝そべっています。
戦闘中でなければおくすりで立ち上がれると知ったのは中盤になってからだった。

宿のご主人〜、なんとかなりませんかね……。

「ううっ・・・・・・・・・・こんなことになって・・・・お泊りは・・・ちょっと・・」

システム:セーブするファイルを選んでください。

無理するなよご主人!!!

あわてて地下に行き、オデッサさんを援護。
なんとか帝国兵を倒すものの、オデッサさんはちびっこをかばって虫の息です。

オデッサ「どうやら・・わたしは・・解放軍の・・リーダーとしての自分より・・ひとりの女としての・・自分を・・え・・えらんでしまったようね・・・
あ・・あなたに・・・お願いしたい・・ことが・・二つあります・・・」

やめろ!!!みんなして死に際に重い責任を押し付けていくのをやめろーーー!!!

オデッサさんの一つ目の願いは、イヤリングをセイカの村に住むマッシュという男に渡すこと。
そしてもう一つの願いは、オデッサさんのからだをこのまま地下の水路に葬ること。
なんだ、解放軍のリーダーをやれとかじゃないのか。

明確な死に際を目撃しないということは、どんな可能性であれ生存の可能性があるということですよね。
出来れば念には念を入れて崖から突き落としておきたいところですが、そうも言ってられません。

オデッサ「わたしが死んだことが・・わかれば・・めばえたばかりの・・・・解放運動は・・またたくまに・・・消滅して・・・しまいます」

だからこっちはなんとか生存の線を探ろうと必死なんだよ!!!
私はもう死に際の「・」を打つのに疲れてきた。

グレミオ「たぶんわたしたちは行かなきゃいけないんでしょうね。セイカの村へ」

この言い回しほど、私の気持ちにぴったりな表現はありません。

クワバの城塞



さてさて、セイカの村に行くには、クワバの城砦を通らなくてはなりません。

クレオ「クワバの城砦、ここを守っているのはテオさまとも旧知の仲のアイン・ジードさま・・・われわれの顔は知らなくても、ぼっちゃんの顔はよく知っているはず」

というわけで、偽名を名乗ることになりました。グレミオ、クレオ、ビクトール改め、ロイ、マリア、シュトルテハイム・ラインバッハ3世です。

グレミオ「ぼっちゃんは?」
ひんこ「ピースケ

変装も何もせず名前を変えただけなので、うっかり秒でバレそうになり、騒ぎを聞きつけてアイン・ジードさんまでやってきます。

アイン・ジード「うつむいてないでかおをあげたらどうだ」
ロイ(グレミオ)「きさま!! もうおれはガマンできん。おまえはいつもいつも俺たちの足をひっぱりやがる!!役立たずのくせに!」

そう言ってぼっちゃんにつかみかかるロイ(仮名)さん。

ここ最近でいちばん胸が高鳴った瞬間だった。

ロイ「お役人さん、うたがうのでしたら、こいつの首をこの場でおとしてさしあげます」

何がいいって、即興で口からポンポン言ってるはずなのに、きっとこれっぽっちもそんなこと考えてないんだろうなって思えるところだよなあ……。
この先、グレミオさんが主人公に「お前」なんて言うところは、おそらく一生みられないことでしょう。

グレミオさんの機転でその場を切り抜けたと思われたところでしたが、アイン・ジードさんは、すれ違いざまに「父を大事にしてやれよ」と主人公に言います。
男気に免じて、今回は見逃してやるということなんでしょうか。

このシーンは、全体を通して五本の指に入るくらい好きなイベントです。
ものすごく趣味のバイアスがかかっている気がするのは気のせいだ。

グレミオ「もうしわけありませんぼっちゃん。きりぬけるためとはいえ、あんなことをするなんて」

許す。
わかってるよグレミオ。
なんなら帰り道も頼むね。

セイカの村〜トラン湖の城



ビクトール「おい、マッシュとかいうやつのの家はどこだ?」
マッシュ「そこの石段を上がった家がそうですよ」

マッシュ、お前ーーー!
顔グラと名前が見えてるんですが、メタ情報なので指摘できません。
プレイヤーとして歯がゆい。

ちびっこたちにマッシュ先生のお話を聞いて、改めてマッシュさんに話しかけます。
マッシュさんは冷静にオデッサさんのしていたことを斬って捨てると、イヤリングを突き返して家に帰ってしまいます。
はっはー、あれは部屋で泣いていると見た。

まあ、受け取り拒否ならそれでいいので帰ろうと思ったんですけれど、いかんせん、我々には次の目的地がありません。
せっかくなので、追いかけていって泣き顔を拝んでやろうと思ったんですが、別に泣いてませんでした。
大人かよ。

と、そこへ、帝国兵がやってきます。
自分が当事者じゃないときの心の余裕ってあるよなあ。

どうやら、マッシュさんは帝国の名軍師だったようです。
ちびっこを盾に強引に帝国軍に入ることを迫られています。
まったく、しかたないなー。

ていこくへい「お前たちは何者だ」
ひんこ「通りすがりの正義の味方」
ていこくへい「??????」

かっこつけたらすっごい疑問符を出されてしまった。

帝国兵の3人くらい敵ではありませんが、当のマッシュさんには子どもたちの前で殺し合いをしたことをとがめられてしまいます。
ごめんなさい。

マッシュさんは、どうやらオデッサさんの兄のようです。
あー、そうだったのか。
さっきのやり取りで露骨にシルバーバーグって苗字が出てきてたんだけど、プレイヤーは分かっていませんでした。
戦いから身を引いていたマッシュさんですが、彼女の志を継ぎ、帝国に一矢報いることを決めました。

グレミオ「では、このイヤリングを受け取ってもらえるようですね」
マッシュ「ひんこ、これは、あなたが持つべきものですね」

ええー……。

マッシュ「おねがいします、ひんこ。このイヤリングと、そしてオデッサの遺志、解放軍の遺志をうけとってください」
ひんこ「ぼくにはムリです
マッシュ「そうですか。時間を差し上げます。決心がついたら、もう一度ここにもどってきてください」

私が欲しいのは時間ではない、断る勇気だ。





さんざん悩んだ挙句、やることもないので、解放軍のリーダーになることを決めました。
ちくしょう。
しかしまあ、このワンクッションが上手だよなあ。
テッドさんはともかく、オデッサさんとはまだ会って間もない関係です。
HPゲージを盾に「一生のお願い」なんてされても困りますものね!

マッシュ「ありがとう、ひんこ。いえ、いまこの時から、あなたは解放軍のリーダーです。
ですから、これからはひんこどのと呼ばせてもらいます」

あ、ちょっといいねそれ。
一番の気がかりだったグレミオさんとクレオさんもついてきてくれるようなので、まあ、それならいいかな。

マッシュ「人を集めるには、それを入れる器が必要です」

俄然、解放軍にホンキになったマッシュさん。
ああー、はい。リーダーとしてなんか、偉業を成し遂げろってことだね!
まかしといて!

マッシュ「トラン湖の湖上に、今ははいきょとなっている城があります」

あっ、物理的な容積の問題ね……。

グレミオ「マッシュさんはいっしょに行かないんですか」
マッシュ「わたしは、ひっこしの準備をしなければなりません」

というわけで、お船を探してカクの村へ。
トラン湖に船を出してくれるもの好きを探して聞き込みをしていると、タイ・ホーという人物がなかなかアドベンチャラ―なんだそうです。
タイ・ホーさんをさがしていると、グレミオさんが赤毛の女性に詰め寄られることになりました。
え、なになに!? 色恋沙汰!?

ビクトール「なんだ? あいつはグレミオのコレか?」

ビクトールさんと発想が同じだった。

どうやら、赤毛の女性カミーユさんは借金の取り立てに来たようです。
内訳はパパとの宴会の代金や、グレミオさんの飲み屋のツケだそうです。
なんだよ。うちの大人連中、結構楽しくやってるんだねー!

グレミオ「え!え!え! このお金をいますぐ払えと?」

おっと、これはひょっとすると漁船コースか。
ちょうど船が手に入っていいんじゃないか。
なんて思っていたんですが、ビクトールさんが上手く言いくるめて、先にタイ・ホーさんと遭う約束をとりつけてくれました。
流石である。

お店の地下にいたタイ・ホーさんと、宿屋の有り金の全部を賭けてチンチロリンの勝負です。
ちょうど装備を整えてすっからかんだったのでありがたい。
ビギナーズラックなのか、4と5と6が出て成功。
船を出してもらえることになりました。
ついでに、タイ・ホーさんも一緒についてきてくれるようです。

優良な物件を求めて、トラン湖の城の内覧へと向かいます。
うーん。結構荒れ果ててるなあ。なによりモンスターが出るのがいただけない。

お城の最深部でドラゴンゾンビとバトルして、あえなく敗北。
このあたりから割と敵が強くなってきました。

何度かに分けて潜ってお金と経験値稼ぎをしつつ、一度適当にそろえた装備ももっかいきちんと揃え直します。
このゲーム、持ち物が個別管理で、各キャラが持ってるものしか装備できないみたいですね。
ついさっき気が付いたんだけど。

これ、単にマッシュさんに体の良い厄介払いをされているだけだったらどうしよう。
急におうちに帰って、ぜんぜん引っ越しの準備してなかったら気まずいってもんじゃないな〜。

何度目かのチャレンジの末、ようやくドラゴンゾンビを撃破。
パーティーの半数がおねんねしているという、かなりギリギリの戦いだった……!

というわけで、城を拠点として使えるようになりました。

拠点の名前はいろいろ迷いましたが、いつも世界樹でやってるギルドの名前、「まいごセンター」が文字数の関係で使えなかったのでものすごくうろたえて、「おふとん」城に。
ボス戦あとのプレッシャーで、ロクな名前が思いつかないんだよ!!!
頼むから一回セーブさせてくれ。

マッシュ「おめでとうございますひんこどの。今日、この日を新生解放軍の決起の日としましょう」

魔術師の塔からレックナートさまが飛んできて速攻で反乱を考えていることがバレた。

まってー! セーブさせて―!
怒られるかと思ったら、祝辞を述べてくれます。
っていうか、また会えたらいいね〜って言ってたけど、そっちから飛んでくるのかよ!

引っ越し祝いに、レックナートさまはプレゼントを二つもってきてくれました。
一つは、約束の石板。これには集めた仲間たちの名が刻まれていくそうです。
わあい、反乱分子リストだ。
墓碑を彫る手間が省けていいね……!
そして、もう一つのプレゼントは、レックナートさまの一番弟子、ルックさんです。
まさかの人手。

グレミオ「わたしはぜったいに、レックナートさまがやっかいばらいをしたんだと思います」
クレオ「・・・・・・・・・・まあな」

ね。

解放軍の初仕事



グレミオ「おはようございます、ぼっちゃん。どうです。よくねむれました?」

今日もグレミオさんが朝一番にご挨拶してくれます。
マッシュさんによると、味方に引き入れれば頼りになるツテがあるのでその人物と会ってきてほしいとのことです。

マッシュ「レパントはコウアンの町にいます。彼は義に厚い男、わたしのしょうかいだと言えば、かならずや力になってくれるはずです」

ビクトールさんとクレオさんがパーティーに加わってくれました。
残りのメンバーを決めろと言われたのでグレミオさんは絶対に連れて行こうと思ってたら、おはようございますの段階でパーティーに居ました。
流石である。
ルックさんと、それとさりげなく前回船を渡してくれたヤム・クーさんが仲間になってくれたので連れていくことにしました。

軍師にどっちの方向に行けばいいか聞き忘れて、うっかり迷子に。
せっかくなので、その辺にいた人たちを解放軍にスカウトすることにしました。
一般的なRPGであれば普通の村人のような人も仲間になってくれるので楽しいです。
マリーさんも仲間になってくれました!!!
ちょっと主人公をかくまったせいで働き口がなくなってしまったのを気に病んでたから、よかったー!!!

迷っているうちにエルフの目撃情報のある村に着いたのですが、どこへ行ってもエルフに会うことができません。
敵がそんなに強くなかったから今からでも行けるかと思ったのに。くそう。

どこへ行ったらいいか分かんなくっておうちに戻ったら、さっき仲間にしたらオニールさんがコウアンの町の方向を教えてくれました。
町に行ってみるものの、レパントさんに会えません。

ジョバンニ「もうしわけありません。主人のレパントはいそがしくしておりまして」
ビクトール「いつになったらヒマになるんだ」
ジョバンニ「さあ、あしたか、あさってか、もしくは一月後か、はたまた一年後になるか・・・」

くっそう、パラノイアのPLCみたいな態度とりやがって。
しつこくはなしかけていたら塩をまかれそうになったので、退散。
助けてマシュえもん。
お宿のクリンさんによると、レパントさんが絶賛引きこもっているのは、帝国にはむかう集団とかかわりあいになりたくないからだそうです。
ものっすごい賢明だ。

クリン「レパントには大事にしているものが二つある。一つは、妻のアイリーン、もう一つが銘刀キリンジさ」

というわけで、クリンさんの手引きで窃盗をして品物を口実に交渉してみることになりました。
ちょっと待って軍師と相談していい?
義に厚い男的には窃盗って許容範囲だろうか。
いや、だめだろう。

今回の獲物は銘刀キリンジ。
クリンさんがかけてくれたロープを登って、レパントさんのやしきに不法侵入。
解放軍のリーダーになって一番目の仕事が押し入り強盗とはつらいもんがあるな。

道中、突っ立っている倉庫番の人にリアクションを求めて話しかけてみると、思いのほか侵入者に驚いた様子はありませんでした。
それどころか大きい金庫を作ると聞いて俄然こちら側に興味を持った倉庫番、宝箱をほっぽりだしてお城にすっとんでいってしまいます。

ロック「さ、さ、さっそく大きい金庫をつ、つ、つ、つくりにいきましょう」

なんか、この人の目がきらっきらしていて怖い。

道中、カラクリ人形トレーナーからの熱い視線をかわして進み、みきりの紋章をゲット。
次にどこに行けばいいか分からなくてうろうろしてたら、奥に道がありました。
宝箱しか目に入ってなかった。
おうちの人がいたので、こちらにもご挨拶。

ジュッポ「おう、おどろいた。なんだいあんたらは? こそどろ? こりゃ、ごくろうさん」

やめてくれ、そっちのリアクションが薄いとこっちが小者みたいに思えてくるじゃないか。
からくり師のジュッポさんは、この屋敷をおもしろく改造した人のようです。
どんな殺人マシーンが出てきてもおかしくないな、と気を引き締めていたら、目に入ってきた巨大ルーレット。
楽しい。

ルーレットで散々遊んで宿屋に帰ったところで、目的を果たしていないことに気が付きました。
ルーレットの先に道があったので、ちゃっかりキリンジをゲットです。

キリンジを持って宿に戻ると、クリンさんがねぎらってくれます。

クリン「どうだいつかれたろ。お茶でもどうだい」
クレオ「お茶?」
グレミオ「お茶ーー?」
ビクトール「お茶ーーーー?」

ああ、どっかで見た光景だ!!!

ビクトール「クリンくん。きみが最初にそれをのんでもいいよ」
クリン「え、いや」

1度ひっかかった手に2度はひっかかりません。
そうこうしていると、宿屋に怒鳴り込んでくるレパントさんのすがたが。

レパント「出てこんか! こそどろが! はやく出てきた方が身のためだぞ!」

家がちょっと面白いし、引きこもってるっていうからひょろい感じかと思ってたら、めちゃくちゃ顔グラが強そうなんですけど!

レパント「家宝のキリンジをぬすみだしたのはおまえか、おとなしく返せばよし、さもなければ・・」

か、返します返します!
うちのパーティーに刀なんて繊細なもの使う人がいないから!!

さりげなくマッシュさんのせいにすると、とりあえずBGMが変わって許してくれる雰囲気になりました。
しかし、仲間になってくれる気はないようです。

盗んだものを返してとっとと退散しようとすると、ジョバンニさんが駆け込んできます。
どうやら、レパントさんの奥さん、アイリーンさんが新任の軍政官につれていかれてしまったようです。
軍政官の家に真正面から怒鳴り込むレパントさん。

レパント「新任の軍政官を出せ!」
「クレイズさまは、約束がないかたとはお会いしません」

どこかで聞いた名だな。

激昂したレパントさんは、門番を思いっきり斬り伏せてしまいます。
ひ、ヒィ〜〜!
私たちはこんなおっかない人の屋敷に盗みにはいってたっていうのか!!!

レパント「んっおまえらいいところに来た。ちからをかせ」

さりげなくがさ入れに加わる窃盗団。
人の家に入って、家財道具を持っていくのもこなれてきました。

屋敷を進んでいくと、案の定見知った顔がいます。

クレイズ「またしてもおまえかひんこ! おまえのせいで、わたしはこんないなかに追いやられたのだぞ。
わたしの出世のジャマをしおって。
そのうえ、そのうえ、こんどはわたしの楽しみのジャマか」

すみません、クレイズさんの楽しみの邪魔が私の楽しみなんです。

帝国兵を倒したものの、クレイズさんはアイリーンさんを人質にとります。
そして。

クレイズ「なつかしい男と会わせてやろう。おい! 早くでてこい!」

現れたのは、テッドさんの一件以来パーティーから抜けていたパーンさん。

クレイズ「そいつらをつかまえろ。そうすればテオさまのめいよばんかいにもなる」
パーン「クレオ、グレミオ、
ぼっちゃん・・・」

あの日の選択を間違っていたとは思わないと言うパーンさん。
ううう、相容れないのか。戦うしかないのか。

クレイズ「そうだ、そのとおりだ、パーン」
パーン「しかし、それでもおれの心はいたむ。人間のかわをかぶったブタ野郎! これでもくらいな

そう言い捨て、クレイズさんに一発かますパーンさん。
大好き!!!
それでこそパーンさんだ!!!!!!!!!

ここで、クレイズさんの処遇についての選択肢が出ます。
クレイズさんを逃がしたところで何が変わるでもないでしょうが、テッドくんがまだ生きていた場合、居所を知っている可能性があるからなあ。
これが別の誰かのフラグになってなきゃいいんですが、放流。

パーン「ひんこさまのもとではたらきたいのです」
ひんこ「パーン、ちからをかしてくれ」
パーン「ぼ、ぼっちゃん・・・この命、いつでもひんこさまのためにつかいます」

1UP

というわけで、パーンさんが復帰してくれました。
うわー、すっごく嬉しい!!!

レパントさんとアイリーンさんのご夫婦も、解放軍に加わってくれます。

レパント「しばし、準備の時間が必要ですが、すぐにおふとんに向かいます」

これだから変な名前をつけるのはやめらんない。

おふとんに戻ると、バルカスさんとシドニアさんの山賊二人が解放軍に加わってくれます。
オデッサさんに挨拶がしたいというバルカスさん。

マッシュ「オデッサは、いま、わけあって、北へいってます」

この兄さんはしれっと嘘をつくなあ。

新しく仲間が加わったので、マッシュさんが宴会を開いてくれるそうです。
久しぶりにグレミオさんの料理が食べられそうですね!
またパーンさんと食卓を囲めて、とてもうれしい。

主人公は(たぶん)未成年なのでお酒が飲めません。
いじけて部屋の外に出ると、突如としてニンジャが襲い掛かってきます。
イヤー! グワー!
なんとか撃退しましたが、パーンさんとグレミオさんが心配して部屋から出してくれません。
きみらってほんと主人公の寝顔好きだよな!

エルフの村〜ドワーフの大金庫



グレミオ「おはようございますぼっちゃん。きょうもいい天気ですよ」

間髪入れずにパーティーに入ってくるグレミオさんである。

お友達からパーンさんを鍛えておいたらいいよと教えてもらったので、とりあえずパーンさんをパーティーに入れます。
理由はよくわからないけれど、きっと唐突な駆け落ちイベントでもあるんでしょう。

新しい仲間を探しに行くかな〜と船に向かうと、船着き場に人が倒れています。
数度目ともなると流石にリアクションも薄くなります。

キルキス「うっ・・・・・・」

え、エルフがーーーーー!!!!!
エルフが耳をそろえてやってきたああああああああ!!!

まさか、まさか向こうの方から流れ着いてくれるとは思いませんでした。
いやー、日頃の行いが良すぎるのも考えものですね。

グレミオ「どうしたというんでしょう。このあたりではエルフのすがたを見かけるのでさえめずらしいのに、ここまでおよいでくるなんて・・」

泳いできたの!? ホントに!?

グレミオさんから、エルフとのお墨付きを頂きました。
あっはっはっはっは。
勝った!!!
エルフがうちあげられるなんてねえ。
地球温暖化の影響かなあ。

キルキス「うわさを聞いて・・ここまで・・おしえて・・・もらえますか・・解放軍というのは・・」

はい!!!こちら解放軍本部になります!!!

あれだけ嫌がっていたリーダーの肩書が、この一件でとても親しみ深いことに聞こえます。
いやー、解放軍やっててよかった。
マッシュ先生さまさまです。

キルキス「解放軍のリーダーに、オデッサというかたに会わせてください」

この時ほど自分の知名度を悔やんだことはない。

キルキスさんのお話によると帝国軍の大将軍クワンダ・ロスマンが、エルフの一族をねだやしにしようとしているとのことです。
よしわかった、まかせておけと安請け合いすると、マッシュさんが今軍を動かすのは得策ではないと忠告してきます。
とりあえず、少数で様子を見に行ってくるのがよろしいだろうということです。
はいはい!!! 私が行きます!

グレミオ「ぼっちゃん。だれがなんと言おうと、わたしはついていきますからね」

心配するなよ! だれがなんと言おうとグレミオさんは連れていくから!

というわけで、大森林の村にやってきました。
と、そこには、エルフを見かけた村人が……。

「おかしいな。ほんとうにエルフが・・・あ、おまえ!みんなーーーーほんとうだぞーーー!ここにエルフがいるぞーーーーー!

お前は私か。

この村の住民とはものすごく気が合いそうな気がします。

エルフしか知らない抜け道を通って、大森林へと向かいます。
いくら探しても私がエルフと遭えなかったのはエルフの陰謀だったか。

森の中を歩いていると、急に魔法使いが飛んできて、そのままお城にぽんと飛んで行ってしまいます。
楽しそう。なんだったんだ。
ルックさんと合わせて魔法使いは積極的に使っていきたい所存なんですが、どうやらビッキーさんはテレポートしてくれる役割の様です。

森を抜けてみると、なんだかこじんまりした村につきました。
エルフの村、思ってた以上に建物が犬小屋みたいだ。

キルキス「ここはコボルトたちの村だったのに、それがどうしてだれ一人いなくなってるんだ」

あ、エルフの村はまだ先でしたか!!!

どうやら、コボルトもまたなにか問題を抱えているようですね。
クロミミというコボルトとすれ違ったのですが、そのままどこかへ行ってしまいました。

キルキス「われわれの村に急ぎましょう。なにかわかるかもしれない」

というわけで、コボルトの村から南、エルフの村へと向かいます。

エルフの村は、大きな木の上に集落のように成り立っているようです。
街の中では、なにやらバレリアという帝国兵とエルフの長老が揉めています。

ヒュ〜〜〜〜〜〜〜!!!閉鎖的なエルフの村の長!!!!!!!
人間国宝!!!!!!!!!!!
重要国指定無形文化財!!!!!!!!!!!!!!

ああ、いつまでも、いつまでも、この光景を見ていたい。

バレリアさんは、帝国はエルフの森をやきはらうつもりだと声を荒げますが、警告はロクに取り合われず、牢屋にぶち込まれてしまいます。
エルフの村の牢獄ったら、観光名所のひとつじゃないか!!!

村長の家に行ったら明らかに物語が進む気配があったので、その前に観光することにしました。

ぼうぐやにアイテムを売ろうとしたら「どのゴミを売るんだ」とか言ってくれます。
誰も装備できなかったけど、念のために首輪を購入。

宿屋にはエルフが寝ていたり、民家には夫婦とおぼしきエルフがいたり、エルフの村観光はとても楽しいです。
よそ者にちょっと厳しいけど、口が悪いだけで別にサービスが悪いということもありません。

ひととおり観光し、セーブデータを分けて村長の家へと向かうと、村長の孫娘、シルビナさんがいらっしゃいました。
どうやらシルビナさんはキルキスくんの彼女らしいです。
いいねいいね。
エルフがたくさんふえるね。

村長を説得しようとするキルキスさんですが、保守派の村長は人間との共闘にはうしろむきです。それどころか、牢屋にぶち込まれてしまいます。

いやっほ〜〜う!!!願ったり叶ったり!!!

牢屋を堪能していたら、バレリアさんと、もう一人エルフがいます。

スタリオン「お、誰かと思ったら、帝国が攻めてくるのを知って逃げ出したおくびょうもののキルキスじゃねえか。
おれ? おい、おれをわすれたのかよ。
おれは、この村一の足じまん。
いだてんスタリオンさまさ。知らないの?」

あ、愉快だ。愉快なエルフだ!!!
スタリオンさんをおすすめされていたんですが、村を探してもいなかったので、帝国に寝返ったダークエルフを想定していました。
まさか牢屋の備品だとは思ってなかった。

スタリオン「みせてやりたかったぜ、クワンダのやつがせめてきたときのおれの逃げ足のすばらしかったこと。
ははははははははははは」

ははははははははははは。
パーティーにいるはずのキルキスさんがスタリオンさんに返事してくれない。
なんでだろう、PS時代のゲームだから、容量が足りないのかな?
とりあえず、スタリオンさんでは話が進まないようなので、バレリアさんに話しかけることにしました。

バレリア「なんだおまえらは? 解放軍? エルフを助けに? おたがいばかをみたもんだな」

ちょっとアホの子っぽいのがさ、うしろにいるよね。

バレリアさんの話によると、クワンダ・ロスマンさんは、しばしば反乱を起こすエルフをねだやしにするために、”焦魔鏡”という、森を一瞬で焼き尽くす兵器を作ったそうです。
スタリオンさんの顔グラはキルキスさんやシルビナさん以上にエルフらしいお顔立ちで、たいそう好みです。
えーっとそれで、兵器、兵器?
まあ、せっかくだから、エルフの村も一回軽く焦げておいた方がいいんじゃないか。
そんでもってさ、うちにおいでよ。うち。

牢屋の格子を見つめているとキルキスさんの彼女、シルビナさんがやってきます。

シルビナ「ねぇ、キルキス。どうして、あんた、そんなに人間にこだわるの。
人間なんてどんなにいばったって、50年もすればすぐ死んじゃうのに、どうしてそんな生き物にこだわるの」
キルキス「シルビナ、聞いてくれ。人間は、ぼくたちエルフやドワーフをきらっている。
ぼくたちは人間をさげすみ、ドワーフはぼくらをけいべつしている。
そんなのはかなしいじゃないか」

そういう考え方もあるよね。

牢屋のカギを開けてもらうと、まっさきにスタリオンさんが逃げ出します。
それできみは同族のくせしてなにして牢屋に入ってたんだよ。

焦魔鏡を止めるために、ドワーフのところに行くことになりました。
シルビナさんがドワーフはエルフを食べるらしい(偏見)と止めるのですが、キルキスさんの決意は固いようです。

バレリアさんを連れて、ドワーフの山道へ。
またクロミミさんと出くわしますが、やっぱり急いでいるようで立ち去ってしまいます。
エルフの村に行ったら何かわかるかもとか言ってたけど、基本コボルトは後回しになってしまいますね。
コボルトの方が手遅れにならないといいんですけどね!

山道を抜けて、ドワーフの村へ。
ドワーフの村だけあって、鍛冶や防具が充実しています。
解放軍に協力してくれそうな鍛冶屋さんがいましたが、どうやらまだ仲間が足りないようです。
お金の限り装備を整えて、ドワーフの長のもとへ。

ドワーフの長「ほっほ。こりゃめずらしい客だわい。人間とエルフと仲良くこのドワーフ鉱山になんのようかな」

あっ、我々、そんな仲良く見えました?

バレリア「“焦魔鏡”の設計図をクワンダ・ロスマンが手にいれ、森を焼き払おうとしているのです。」
ドワーフの長「ほっほっほっほっほ、こりゃゆかい。エルフどもなどやきころされればいいのじゃ

おいこらこのじじいの闇が深いぞ。

他種族を舐め腐っている長老は、設計図を盗まれたとは思っていないようすです。
私もさっき拠点でアサシンに暗殺されかかったしねー、世の中にはねー、ニンジャってのがねー、いるんだよっ……!

ドワーフの長老は金庫から流水棍を盗み出せれば、こちらの話を信じて協力してくれるということです。
解放軍のリーダーの仕事が、押し入り強盗に続いて金庫破りとはどうしたものか。

ドワーフの金庫に入り、やたら愉快なセキュリティを解きながらばんばん下に進んでいきます。
ボスのギガンテスは、ルックさんの魔法で思いのほかあっさり倒せました。

流水棍をドワーフの長につきつけてやると、なんとか協力をとりつけることができました。
なんだ、棍棒っていうから主人公の装備なのかと思っていたんですけれど、別にくれないんですね(当たり前だ)。
”焦魔鏡”は、ドワーフの持っている”風火砲”を使えば粉々にできるそうです。
早速、エルフの村に向かいましょう。

ドワーフの山道をひきかえしていると、夕方でもないのにやけにあかあかとした空があります。