7 FEif プレイ日記 その3

ファイアーエムブレムif 暗夜 プレイ日記

その4

外伝(カンナ、オフェリア、ルッツ)


【ご注意】
外伝の寄り道に際して、S支援の組み合わせがあります。
カップリングにこだわりのある方や、子世代のネタバレを気にされる方はご自愛くださいね!
今回、自軍で成立した支援Sは、カムイ×オーディン、エルフィ×ハロルドです。

なるべく子世代の話は固定親との絡みでお話できたらいいなあと思うのですが、いかんせんオーディンさんが好きなので、うざったくなってしまったらすみません。

外伝 竜の血がもつ宿命


職権乱用を駆使しまくった結果、オーディンさんとカムイの支援が早くもSになりました。

砂を吐きそうなほど甘いセリフを囁かれたあと、突如として子どもが生まれ、流石に戦時中には一緒に暮らせないので、時の流れの違う秘境でハウス栽培することにしたらしいので、外伝へと収穫に行きます。

なんというかなあ、ある意味潔いといいますか。私はもう突っ込まないぞ。

人妻と母親をひとくくりにして人生を早送りして数ページで貫いていくこの仕様。
その理由は、ただただ「子どもが出てきたら面白いだろうから」ということに違いありません。
利害の一致です。

カンナ「森で果物をとろうかなあ、川で魚を取ろうかなあ、…よし、両方だ!」

ひとりでたくましく狩猟採集をやっている息子、カンナくん。
そこへ、突如として謎の兵士が現れます。カンナくんは応戦しようと立ち上がりますが、いかんせん攻撃がヒットしません。

ちょうどよくやってきたカムイが、敵を次々となぎ倒します。しかし、89%でリザイア無双をしようとすると割と事故るというかなんていうか、オープニングなので大丈夫ですが、ありていに言えばすごくピンチです。

カンナ「やめるんだ…! お母さんをいじめるな!」

カムイのピンチに、竜へと変身するカンナくん。
なんてことだ。このままでは力が暴走してしまいます。

というわけで、緑ユニットの息子を陣の真ん中でなだめつつ、やってくる敵たちと交戦です。
息子よ、竜になると経験値がしょっぱくなるんだ!

竜脈の力で枯れた大地に水を流し、堀を作って敵を迎撃。右方にサイラスさんとルーナさん、左方にエルフィさんと組ませたハロルドさんを配置して布陣。
地形構わず飛んでくるペガサスナイトに苦しめられながらも、少しずつ敵を倒していきます。

ホルモン「見たかい、ウィリアム。あれが竜だよ」
ウィリアム「見たよ、ホルモン。あれが竜なんだね」

しばらくすると、息子をさらおうとするかつてないほどキャラの濃い謎のバーサーカーの双子を……ってあ、これはわりとFEシリーズの恒例だった。
なぎ倒し、なんとか勝利です。
隣接してダメージ計算を試みているとき、必殺率の数値を見るたびにひやひやしていた。いやはや。

外伝だからボーナスステージだろとか思ってたら結構普通に死にました。竜脈を使わないとぜんぜんやってられない。

カンナ「お母さん、ボク、どうしちゃったの?」
カムイ「カンナは竜になったんですよ。アクアさんに頼んで竜の力を封印してもらいました」

アクアさん、親子二代にわたって大変お世話になっております。

カムイ「では、また会いましょう、カンナ」
カンナ「良い子にするから! 竜の力もがんばってうまくやるから! だからお願い! 僕を連れて行って!」
カムイ「そんなこと言って、封印の剣でも烈火の剣でも竜はロクな目に遭わないじゃないですか」
カンナ「大丈夫だよ、お母さん! 『ファイアーエムブレムif』なら、白夜・暗夜の王族両方が神祖竜の血を引いているし、こんなふうに豊富なマップギミックで竜脈の恩恵だって受けられるんだ!」
カムイ「でも……そうですね」

ちゃんと強くなるというカンナくんの熱意に押されて一緒に行軍することになりました。
いいのかなあ。

そして、この行軍でエルフィさんとハロルドさんが晴れて支援Sになりました。
このままもう一人の外伝と、ハロルドさんのお子さんを迎えに行く外伝をやろう。

【今日のおさらい】
カンナ…主人公の確定っ子なので「お母さん!」ボイスが聞ける。可愛い可愛い。不審者につけ狙われないように見守っていきたい。

外伝 究極最強の魔書


【今日の子どもたち】
早速ですが、カンナくんはダークマージにパラレルプルフ。
竜石はね〜、危ないからね〜。
剣とか絶対持っちゃだめだよ。実の親を巻き込んで爆発するから。

親と子どもは最初から支援Cが発生するようで、オーディンさんとカンナくんの支援を見ることができます。

カンナ「どうやったらお母さんを喜ばせてあげられるのかな?」
オーディン「母に愉悦を供じようとは…良い心がけだ。我を手本にするがいい!我は「闇の波動を集める魔のポーズ」や「漆黒なる禁呪」の数々を贈っているぞ!」
カンナ「それでお母さんは喜ぶの?」
オーディン「ああ、俺にしか見せない特別な笑顔で、いつも嬉しそうに解説を聞いてくれる」
カンナ「そ、そうなんだ…(ものすごく嫌そうな顔)」
オーディン「おお…そう、その顔! まさにそんな顔だ!(※1)」

魔導書を買いに、かな。名産地へとやってきたカムイ一行。

ゼロ「へぇ…ここが質のイイ魔導書を作ることで有名な町か」
オーディン「血が騒ぐぜ……まるで荘厳なる神龍の地に降り立ったような錯覚すら覚える…うっ!?」
ゼロ「なんだ? 気分でも悪いのか?」
オーディン「この町が真なる力を覚醒させる…俺のアウェーキング・ヴァンダーを!」
ゼロ「…聞いた俺が馬鹿だったな」

片方がボケると片方がとりなすというか、呆れるというか、このコンビ、ほんとに良い味出してるよなあ。

と、そこへやってくる謎の少女。

オフェリア「うっ…! 駄目よ、このままじゃ…私の宵闇の力があふれ出してしまいそう…!」
ゼロ「お前と同じ言動のやつがいるぞ。闇の同胞(※2)か何かか?」
オーディン「あれは…お、オフェリア!?」
オフェリア「あっ! 父さん!?」

どうみてもオーディンさんちの子だよなあ。
オフェリアちゃんは、どうやらオーディン家に代々伝わる『超絶必殺神名の書』に記されていた禁断の書物、『究極最強の魔書』を探しにここへ来たようです。
それを聞いて、どことなく口ごもるオーディンさん。
なんだか先が読めた気がしますね!

お兄さん「逃げろー! 賊の襲撃だ!」
オフェリア「この町は私の聖地。荒すことは許さない! 究極最強の魔書を見つけるまでは!」
賊「へっ! 女一人で町を守る? 笑わせるな!」
オーディン「いや…一人ではないぞ。俺は選ばれし闇の戦士…漆黒のオーディン…とでも呼んでもらおうか」
オフェリア「私は選ばれし乙女…そうね、宵闇のオフェリアと呼んでくれて構わないわ。漆黒のオーディンが出るまでもない」
賊「…なんかやばい奴が二人も来たぞーっ!」

この言われようである。

カムイやらカンナはオーディンさんの言動はすっかりスルー気味なので、今日のオーディンさんはものすごく輝いているように見えますね。
せっかくなので、カンナくんを連れて行軍です。

ターン制限がなく、そんなに難しくないマップではあったのですが、一度賊に上の村を焼かれてしまったのでやりなおして、クラスチェンジしたカムイがリザイアで上方の敵をなぎ倒しながら回収しました。

民家のおじいさん「闘うための武器が原因で闘いが起きてしまうとは…皮肉なものじゃが、これも因果というものか…。そして、闘いを終わらせる闘いのために、武器をそなたらに託すのも、また…」

このおじいさん、なんかすごく深いこと言ってる。タダものじゃない。
ところで、このマップのボスのセノウさんは可愛いなあ。眼鏡で編み傘を被った、なんとも陰気そうな魔法使いです。セリフが少ないながら、なんか残念気な同類感を感じる。

ここのマップは魔法使いと相性が良かったのか、それともクラスチェンジした後だったのが良かったのか、そんなに苦労せずに進めることができました。

ファイアーエムブレムで楽しみな瞬間のひとつが、クラスチェンジですよね。クラスチェンジができるようになるころ、先んじてクラスチェンジしたユニットは、やっぱり抜きんでて強いと感じることが多いです。まあ、その栄光も僅かな間ですが。

おかげで経験値が全然入ってないんだけれど、そんなことは民家をコンプリートしたことに比べればささやかなことです。

オーディン「「超絶必殺神名の書」は、俺が想像力を駆使し、ただの趣味で書いていたものだ」
オフェリア「そう…なんだ…」
オーディン「ごめんな…。がっかりさせてしまって。代わりにはならないと思うけど、お前にこれをやる」
オフェリア「ええと、これは?」
オーディン「さっき、隙を見て購入した。お前の好きな名前を付けてくれ」

オフェリアちゃんは悩んだ末、ミステルトィンと名付けました。ミステルトィンは「超絶必殺神名の書」に書かれていた武器の中では平凡な記述だったけれど、なぜか、それに一番惹かれたんだそうです。

ミステルトィンは、かつてのオーディンさんの愛剣であるパチモンソードらしいですね。
覚醒が未プレイなのではっきりした事情は分かりませんが、そのパチモンソードが親の前で爆発しないことを祈ります。

オフェリア「…じゃあ、これからは、私がその剣の代わりになろうかな」
オーディン「何!? 俺とともに来てくれるというのか? では、これからはともに闘おう。…というわけでみんな、娘をよろしくお願いします。ほらオフェリア、お前も挨拶をきちんとしろ」
オフェリア「父さんみたいな立派な戦士になるために精一杯頑張ります!」

ゼロ「おい、どうする? 闇の同胞が増えたぞ」
サイラス「いいんじゃないか? あんなに楽しそうなんだし」

【今日のおさらい】
オフェリア…オーディンさんちの子。言動がとても父似。とんでもない可愛さです。そしてにじみ出る良い子のオーラ。
仕方がないこととはいえ、カンナくんと比べるといまいち親子セリフが少なくて寂しくもあります。その分オーディンさんとの絡みが豊富なので幸せ。

※1:まさにそんな顔…実のところ、カンナとカムイ以外の方の親との支援は流れがほとんど同じ流れなので、オーディンさんがスルーされているのは割と仕様です。
※2:闇の同胞…からかいつつもちょっと乗っかってくれるゼロさんのやさしさ。

外伝 寂寥と嘘と喜びと


【今日の子どもたち】
オフェリア「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!食らえ…私の究極奥義…煉獄の…ミステルトィン改!!
ひゅぅぅぅぅぅん、バーーーーン!ドーーーーーーーーーーーーーーーン!
ふっ、無様な姿ね。でもこれは自業自得。あなたは自ら放った悪辣な邪気に食されたのよ…」
オーディン「オフェリア。いまやっていたのはなんだ。説明してくれ」

娘の奇行に、何やら怖い顔をして去っていくオーディンさん。
さすがに可愛い娘の将来に何か思うことがあったのだろうか。

カンナくんを撫でつつ、ハロルドさんちの息子さんを迎えに行きます。

ルッツ「ねえ、ミシェル。聞いてくれよ…僕はこんなにお父さんを待ってるのに…ちっとも会いに来てくれないんだ。すごく寂しいよ…」

ハロルドさんちのルッツくんは、ヒーローのマスクをつけた可愛らしい少年です。ハロルドさんもハロルドさんでヒーローっぽいですが、ルッツくんは目元のマスクのおかげかよりアメコミ調になっています。
あらっ、子どもはみんな確定親の職業だと思ってたんだけど、この子はドラゴンナイトなのか。

親がなかなか会いに来てくれないので、家出まがいに秘境から出ていくルッツくん。
そうだそうだ、謎システムにもっと文句を言ってやれ!

ルッツ「大嫌いだ!」
ハロルド「ななっ!?」
ルッツ「会いに来てくれないお父さんなんて大嫌いだ!今更来てくれたって遅い…遅すぎるよ、うわーーーーん!!!!!」
傭兵「お前、幼い子を追いかけまわしていったい何をしている!? 貴様、ガザックだな!?」

賊の親玉と勘違いされてしまったハロルドさん。ルッツくんが肯定してしまったせいで、ストーリーの中ではモズさん(ガンズさんに仕掛けられて戦わざるを得なくなった忍者)と同じくらいにはほんとに割と悪くなさそうな人たちと交戦状態に入ります。

竜脈で敵の戦意を喪失させられるようなのですが、せっかくの経験値がもったいないので縛りました。
オーディンさんとカンナくん、オフェリアちゃんなど、レギュラー候補のメンバーが沢山出てきたので、少しだけ無理が効きます。

次から次へとほんとうにぎりぎり倒せるかそうでないかくらいの絶妙なタイミングで降りてくる増援と、カムイ専用武器ことドラゴンキラーを持っている敵がなかなか厄介です。
あ、どうしよう。オフェリアちゃんも竜特攻が弱点属性ついてる。
ああっ! 血のつながりを感じるっ!
右の敵をサイラスさんとルーナさんで引き付けて撃破し、左からやってくる増援を同じように足止めしつつ撃破。
上から降ってくるドラゴンナイトをゼロさんの弓矢で倒した後、真ん中からの敵襲に備えます。
なんとか説得したかったのですが、『話す』コマンドがないので、一度倒してみることに。

ルッツ「ごめん…なさい…」

ユニットの死に際のセリフを見るのはとてもつらいものがありますが、子世代だと幼さが残るだけにひときわですね。

戦意喪失の竜脈があるのでどういうことになるのかものすごく不安でしたが、きちんと仲間になってくれました。

ハロルド「一緒に来るといい!」
ルッツ「うわわーーーーーん!」
ハロルド「わわっ、ど、どうしたのだ?嫌なのか?」
ルッツ「嫌じゃなくて、嬉しいんだよ。だって僕、ほんとは…お父さんのこと大好きなんだ」

ルッツくん、ハロルドさんと和解。

サイラス「こんな派手な親子喧嘩はこれっきりにしてもらいたいものだな」

サイラスさんの番になったら、ぜひそのフラグを回収してほしい。
というわけで、ルッツくんが仲間になりました。

そして、苦労の甲斐あってオーディンさんとゼロさんがクラスチェンジ。
ゼロさんはアドベンチャラ―という、なんとも見慣れない職業になりました。
杖と…弓?今時の冒険者はちょっと変わってるなあ。

いよいよ上級職含めてダークマージ5人で魔法戦隊が組めそうです。
ふふふふふふふふ。

でもなあ。子供世代可愛いんだよなあ。支援集めのために、もうちょっと……。もうちょっとあとで……。

【今日のおさらい】
ルッツ…ハロルドさんちのお子さん。相棒の名前はミシェルです。元気いっぱい、お子さんらしいお子さんで、すごくかわいい。やっぱり正義の心の持ち主。

【続・今日の子どもたち】
オーディン「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!食らえ…俺の究極奥義…煉獄の…ミステルトィン改!!
ひゅぅぅぅぅぅん、バーーーーン!ドーーーーーーーーーーーーーーーン!
ふっ、無様な姿だな。だがこれは自業自得。お前は自ら放った悪辣な邪気に食されたのだ」

娘の決めセリフがかっこよすぎて真似がしたかったオーディンさんであった。娘の決め台詞を真似していたことを知らたオーディンさんは、頬を染めながら恥じらいます。
そこで!? そこは恥ずかしいんだ!?

オーディンさん「まさに俺にはない感性。胸をえぐるような次世代のセンスだった」

しっかしまあ、オーディンさんとオフェリアちゃんも、なんていうか、漆黒とか宵闇のわりにいつも悪をぶったぎるヒーロー側のロールプレイだし、誰かが何かしてれば「かっこいい」と目を輝かせるし、豊富な語彙で相手を褒めるし、挨拶とかはきちんとするので、要所要所きちんと押さえた中二病で心底、心っ底、ほんとうに可愛らしいです。
素(?)のオーディンさんとか、村人その2の趣すらある。

FEifは濃いキャラの扱い方が上手いというか、シャーロッテさんしかり、フェリシアさんしかり、なんか妙にイラッとしないさじ加減で素晴らしいですね。
他人に迷惑をかけないというか、主人公に迷惑をかけないというか。